むね かた
tel.059-352-3772
三重県四日市市沖の島町3-3

診療案内

当院は電子カルテを採用し、 診察待ちや会計待ちの時間短縮に努めております。
内科
内科では、風邪やインフルエンザなどの病気や生活習慣病(高血圧症・糖尿病・脂質異常・痛風)などの病気の治療を行っております。

呼吸器内科
呼吸器内科では、気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎や肺気腫症)など、肺や気管支といった呼吸器に関する病気の治療を行なっております。

アレルギー科
アレルギー科では、花粉症やアトピー性皮膚炎など、さまざまなアレルギー治療を行なっております。

睡眠時無呼吸症候群
当院では家庭で検査可能な、スクリーニング用測定装置「携帯型終夜睡眠ポリグラフ」を導入いたしております。この検査では睡眠中のいびき無呼吸の有無や血中の酸素濃度などを同時に測定 します。センサをテープで貼り付けて頂くだけですので、ご自宅で簡単に検査を行うことができます。

循環器内科
循環器内科では、不整脈や高血圧など、心臓や血管に関する病気の治療を行なっております。

胃腸・消化器内科
胃腸・消化器内科では、逆流性食道炎・食道・胃・小腸・大腸・胆道・膵臓・肝臓などに関する病気の治療を行なっております。

小児科
小児科では、赤ちゃんから思春期までの子どもの病気の治療を行っております。

予防接種
予防接種はワクチンを取り寄せる必要があるため、事前にお電話にて予約をお願いしております。取り寄せにお時間をいただく可能性がございますので、余裕を持ってご予約ください。(インフルエンザワクチンは10月からの接種期間中は予約不要です)

咳(せき)と痰(たん)
咳(せき)は肺の中の空気の通り道(気道:きどう)にある咳受容体が刺激されることで起こる反射の一種です。たんのない乾いた咳と、たんがからんだ湿った咳に分けられます。たんを出すための咳は、止めてしまうと気道をふさいでしまうので薬の選択には注意が必要です。たんの中には病気の原因菌や様々な細胞が含まれており、肺炎や肺がんなどの診断にもつながります。咳の症状持続期間と感染症には因果関係があります。発症から3週間(急性咳嗽)では感染症の可能性が高いのに対し、発症から8週間以上(慢性咳嗽)では感染症以外の原因が多くなります。
●なぜ 咳(せき)・痰(たん)がでるのでしょう
咳は色々な物理的、化学的刺激が神経を刺激して出てきます。その刺激を感じる咳受容体は咽喉頭、気管、気管支、胸膜、心膜、横隔膜、外耳道、鼓膜、食道、胃などに分布しています。その為これらの部分に病気が起きると咳が出て来る事があります。
痰は気管支で作られた粘液、はがれた上皮、血管からの漏出物などで出来ています。病気の時にはたくさん粘液が出て、それに白血球などの炎症性産物が加わり量が増え色が変わってきます。
●咳(せき)痰(たん)が長引く場合
咳(せき)、痰は呼吸器疾患の代表的な症状です。呼吸器疾患とは、上気道、気管・気管支、肺、胸膜等におこる病気の総称で、様々な病気が含まれます。咳や痰は軽度の風邪でもみられることがありますが、症状が長引くときは注意が必要です。具体的には2週間以上症状が持続する際には風邪以外の病気が隠れている可能性も考えられます。例えば、気管支ぜんそく、慢性閉塞性肺疾患(COPDとも言われます)、間質性肺炎、肺がんなどです。また、発熱を伴う場合は肺炎や肺結核などの感染症の可能性もあります。いずれも適切な診断・治療を受けなければ進行していく病気です。2週間以上咳などの症状が続く場合は、たかが咳だとあなどらず、まずは医 師の診察を受けることをお勧めします。
喘息(ぜんそく)
一般的にぜんそくとは気管支喘息(きかんしぜんそく)のことを言います。気管支喘息は、慢性的に気管支(または気道)の粘膜が炎症をおこし、その為気道が狭くなって呼吸が苦しくなる病気です。通常は呼吸困難を発症しなくても、突然発作や喘鳴(ゼーゼーやヒューヒューと音を立て息苦しくなる状態)、咳などの症状をおこします。
ぜんそくの原因は様々ですが、多くは温度差や埃やダニなどのアレルゲンによって、気管支にアレルギー反応が起きて発症します。その他にも、運動や薬剤、気温差が原因となって発症することがあります。
喘息を疑う患者に対する問診チェックリスト
喘息を疑う症状1つに加え、症状のうち1つ以上あれば喘息を疑う
喘息を疑う症状
喘息を疑う症状(喘鳴、咳嗽、喀痰、息苦しさ、胸痛)がある
こんな症状はありませんか?
ステロイドを含む吸入薬もしくは経口ステロイド薬で呼吸症状が改善したことがある
喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)を感じたことがある
3週間以上持続する咳嗽を経験したことがある
夜間を中心とした咳嗽を経験したことがある
息苦しい感じを伴う咳嗽を経験したことがある
症状は日内変動がある
症状は季節性に変化する
症状は香水や線香などの香りで誘発される
このような状況はありませんか?
喘息を指摘されたことがある(小児喘息も含む)
両親もしくはきょうだいに喘息がいる
好酸球性副鼻腔炎がある
アレルギー性鼻炎がある
ペットを飼い始めて1年以内である
末梢血好酸球が300/μl以上
アレルギー検査(血液もしくは皮膚検査)にてダニ, 真菌, 動物に陽性を示す
症状は香水や線香などの香りで誘発される
引用:喘息診療ガイドライン2021
●気管支喘息の治療について
ぜんそくの治療については主に内服薬と吸入ステロイド薬をつかって気管支の炎症をコントロールしていくことが一般的です。大切なことは発作がないときでも、吸入ステロイドを始めとした薬を継続して発作を起こさない様にする事です。また症状によっては気管支拡張作用のある注射をしたり、点滴をすることで炎症をおさえます。
以前は発作の時のみ吸入薬を使用する治療法が多く使われていましたが、現在は発作が起きないときでも最低限の薬を使用することが推奨されており、安易に薬を中断することは勧められなくなりました。また「ステロイド」というとあまり良いイメージを持たない方がいらっしゃると思われますが、吸入ステロイド剤は内服のステロイド剤と比べて副作用が少なく、長期投与による弊害も高くはありません(一方でステロイド内服の場合は長期投与による副作用の懸念があります)。
ぜんそくはお子様の代表的な呼吸器疾患としても知られていますが、成人になって発症することもあり、重症になると命にかかわる事があります。
喘息治療のゴールは、発作のときの症状をしずめることではなく、発作が起こらないように症状をコントロールし、健康な人と変わらない生活を送ることです。
ぜんそくの症状が疑われる場合は当院にお早めにご相談ください。
在宅酸素療法
慢性呼吸不全、肺気腫、慢性気管支炎、間質性肺炎などによる呼吸困難、息切れ症状の緩和のため御自宅や外出時に酸素吸入を行っていただきます。
呼気NO検査
気管支喘息の診断に有用な検査で、気管支にアレルギー性の炎症がある場合に高値となります。
(慢性気管支炎、肺気腫)の治療
慢性閉塞性肺疾患
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の治療:気管支拡張剤の吸入治療、去痰剤、鎮咳剤の処方や呼吸不全がある場合は在宅酸素療法を導入します。

産業医について
産業医とは事業所において労働者の健康管理等について、専門的な立場から指導・助言を行う医師を言います。労働安全衛生法により、一定の規模の事業場には産業医の選任が義務付けられています。
職場におけるメンタルヘルスの問題によって、働く人の生産性が低下したり、長期の休業、周囲への心理的影響、事故やトラブル、訴訟、企業イメージの悪化などのリスクが生じることがあります。
当院では嘱託産業医活動を行いますので、メンタルヘルス対策のシステムづくりやストレスチェック制度の導入でお困りの企業様はお気軽にご相談ください。
当院が企業様にとってより快適な職場環境をつくることに寄与できましたら幸いです。
産業医の事でお困りの場合はお電話にてお気軽にお問い合わせください。